
アプリ開発でノーコードツールを使いたいんですが、いくつか種類があって、選ぶのにすごく迷います。。。一体どれを使えばいいんでしょうか?
ノーコードツールには、アプリ開発やウェブサイト制作などに特化したいくつかのツールがあります。ここ数年でノーコードは技術的にもニーズもどんどんと盛り上がってきてツールが増えてきています。
ですが、日本のサービスはまだまだ少なく、アプリ開発はとくに、
お手軽にかつ無料で始められるにツールになると海外製のものになってしまいます。
そんな中でも海外製ではあるものの、
比較的直感的に使えたり、さまざまなサイトで既に使い方が紹介されていて
始めやすいノーコードツールを紹介しましょう。
とにかく簡単にアプリ開発がしたい人向け
Glide(グライド)

Glide(グライド)の主な特徴
Glide(グライド)は2018年にリリスしたサンフランシスコ・ベイエリア発のツール。
たったの5分でモバイルアプリケーションを作成できます。
グーグルのスプレッドシートをデータベースとして使用して構築していくツールです。
もちろんプログラミングの必要はありません。
もし既にアイデアやビジネスモデルがあるのならGlideを使って、アプリ作って試してみるのもいいんじゃないでしょうか。
とにかくアプリをお手軽に作って公開できるノーコードツールなんです。

Glide(グライド)のメリット
- とにかく簡単。すぐアプリが作れる
- 豊富なテンプレートからコピーができる
- PWAなので、アプリの申請は不要、インストールしてもらう必要もなし
- デバイスや OSごとの開発はしなくていい
- 無料ではじめられる(個人用アプリ、スプレッドシート500行以内、ファイルストレージが100MB以内)

Glide(グライド)のデメリット
- 日本語未対応(でも直感でけっこうわかる)
- UIデザインのカスタマイズが低い。テキストやレイアウト、カラーくらい。
- 機能面のカスタマイズ性が低い
- 有料ユーザー向けアプリの場合、本番環境が不十分
Glide(グライド)で作られたアプリ
実際にGlide(グライド)で開発されたアプリを見てぜひ参考にしましょう。
- テイクアウトごはん【全国版】
- 簡易版3時のOYATSU
- Banana Smoothie – 都内のバナナスムージー販売店
- TENBA – アルプスのテント場の情報アプリ
- DQTモンスターデータベース
- ブレンドコーヒー
そこそこカスタマイズ性もあるアプリ開発がしたい人向け
Adalo(アダロ)

Adalo(アダロ)の主な特徴
アメリカで2018年に設立した Adalo 社がリリース。
GlideよりもUIや機能面もカスタマイズ性が優れています。
特にドラッグ&ドロップ でのユーザー体験に重点を置いているので、
ユーザーはリアルタイムで作ったものをすぐに確認することができます。
日本語対応しておらず、英語表記ですが直感的に使用できるので学習コストはほぼ入りません。

Adalo(アダロ)のメリット
- ネイティブアプリ・PWAのどちらでも開発が可能
- ネイティブアプリの場合、簡単にアプリ申請ができる(有料プランの場合)
- PWAなら申請不要。すぐに公開可能。
- 無料ではじめられる(有料で独自ドメインの使用や、アプリ申請ツールの使用可能)
- 使いやすいUXデザイン設計
- 豊富な機能のコンポーネントが用意
- 無料テンプレートあり(2020.11.24時点ではまだ数は少ない)
- 無制限のアプリ制作が可能

Adalo(アダロ)のデメリット
- 日本語未対応(でも直感でけっこうわかる)
- パスワードを忘れた場合はこちら的なページが英語で、日本語未対応
- APIを使用するとなると、ハードルがやや高くなる
他のツールもですが、Adaloはかなり現時点でも優秀なツールですが、
触っていくうちに、若干の物足りなさを感じてはきます。
まだまだ開発段階のツールなので、時間が経てばアップデートしている可能性も充分あります。
Adaloのロードマップでその辺の状況を確認することができます。
Adalo(アダロ)で作られたアプリ
実際にAdalo(アダロ)で開発されたアプリを見てぜひ参考にしましょう。
- SmartDish(モバイルオーダーアプリ)
- イーアイデア(新たなビジネスチャンスを見つけるアイデアプラットフォーム)
- Spotto(オンライン完結の面談サービス)
- Web書道会(オンラインで昇段試験が受けられる書道会)
- Gift村(1日1回、今日の感謝の言葉を投稿)
- DEKAKERU(お出かけマッチングアプリ)
- FLISBEE(”5選”でつながるこだわりの探索プラットフォーム)
- Facebook Clone
- YouTube メモ
- Journey Japan
カスタマイズ性がバッチリで柔軟にアプリ開発をしたい人向け
Bubble(バブル)

Bubble(バブル)の主な特徴
2015年にアメリカのBubble社よりリリース。
紹介したツールの中でもっともカスタマイズ性があるノーコードツールです。
Bubbleに機能がない場合もサードパーティのアプリを使用すればより柔軟にカスタマイズが可能です。
Adalo同様ドラッグアンドドロップ機能でUIをレイアウトできる点もうれしいです。
ただし、カスタマイズ性が優れているがゆえに、学習コストに時間がかかってしまいます。
Bubble(バブル)のメリット
- プラグインの豊富なライブラリ
- 豊富なテンプレートが利用可能
- プラットフォーム外でのデータの使用を可能にします
- 無料でほとんどの機能が使用可能
- 独自ドメインやSEO対策など本格運用(有料プラン)

Bubble(バブル)のデメリット
- 日本語未対応(全て英語でなかなか詳細まで確認しづらい)
- 学習コストがかかる
- 他のツールに比べてやや使いにくい(やれることが多い)
- カスタマイズする場合は、デザイン力が必要になる
- パフォーマンスが遅い
Bubble(バブル)で作られたアプリ
実際にBubble(バブル)で開発されたアプリを見てぜひ参考にしましょう。
まとめ
今回は特に最近人気のあるノーコードのアプリ開発ツールを紹介しました。
全くプログラミングやコーディング経験ない人は、
慣れるつもりでGlide(グライド)から触ってみることをお勧めします。
そして本格的にアプリ開発を始めるのであれば、
Adalo(アダロ)ですね。
とにかく使いやすいという印象でした。
それに最近はノーコード系のコミュニティなども増えてきていますので、
英語が苦手であっても情報が比較的手に入りやすくなってきました。
Youtubeなどの動画で確認するのもありですね。
ノーコードでプログラミング不要で、比較的直感的に操作できるものが多いとはいえ、
学習コストは複雑なことをやろうとすればするほどかかってきます。
アプリ開発するうえでノーコードツール自体の、
メリット・デメリットをしっかり把握して使うツールを選びましょう!
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