こんにちは、マルオです。
ボクはWEBデザインを、メインの仕事をしているフリーランスです。
そんなボクだからこそ、
このWEBデザイナーいらなくなく問題をものすごく真剣に考えて、
いろんな人の意見を参考に出した結果が、
近い将来WEBデザイナーという職業は消滅するです。
WEBデザイナーに将来性がないという根拠
じゃあなぜその結論に至ったかというと、まず
アメリカでは、ほぼただのWEB制作会社は存在できていないという事実
WEB技術・デザインのビジネスへの浸透、重要性の理解度において、
アメリカは日本よりも先行く先進国です。
アメリカ以外でも北欧・中国は日本よりもIT先進国としてランキングされています。
こうした日本の先行く先進国において、
WEB制作・システム開発・WEBマーケティング業務をメイン事業としているWEB制作会社が生き残っていくのは、ほぼ不可能であるという現実があるようです。
などがあげられます。
WEB制作チームのインハウス化
これはもはや日本でもかなり進みつつあると思いますが、
WEB技術の重要性を理解している企業は、外部に委託するのではなく内部にWEBデザイナーやエンジニアを採用し、より円滑に社内チームと連携してWEBを活用したデジタルマーケティングを継続的に行っていくというスタイルになっているということです。
ちょっと堅くいっちゃいましたが、
要はいつもすぐそばに専属のWEB専門家がいた方が、売上げを伸ばすためにいろいろ柔軟に試せるってこと。
今まではその重要性に気づけていない頭の硬い事業者が多かったから、
そんなポジションはなかったけど、今回のコロナのこともあるし、
よりWEBの重要性が身に染みた人が増えたんじゃないかなと。
さらに、じゃあフリーランスを一時的に雇ってやればいいんじゃない?
って考えがあるかもしれないけど、特に最近のデジタルマーケはすごく複雑になっていて、正直フリーランスひとり雇ってどうにかできるってものじゃなくなってきてる。
SNS運用から、UI/UX、WEB広告運用、グロースハックとかね。
ボクだってひとりでどうにかしようとは流石に思わないし、できないし。
専門知識不要のサイト制作サービスの充実
ここ2〜3年で、ほんとよくこのノーコードツールのサービスが増えたと思う。
STUDIO、Jimdo、Wix、ペライチ、Carrd、Webflow、Sheet2Site、Table2Site、Landen、SquareSpace
あげたら切りがない。多分まだあるし、これはあくまでWEBサイト系のツール。
さらには、大企業まで参入してくる始末。
確かにまだ、ここをもっとこうしたい!
みたいなことがツールによってはできなことも多いので、
まだまだ開発の余地はあるだろうけど、間違いなく進化している。
で、これらを扱うスキルは今までの敷居の高さの非じゃない。
サブスクでの料金設定が多いけど、即効性やすぐに自分で修正可能な瞬発力なんかを考慮すれば、正直全然高くない。
むしろこのWEBの世界は瞬発力がかなり重要。
開発に永遠と時間を掛けているより、その分早くローンチした方が絶対有利。
コーディング技術のAI化(自動化)
さらにさらに、最近のオーサリングソフトの進化によるコーディングの自動化。
ADOBE EDGE REFLOW CC、Macawなんかのオーサリングツールもすっごい進化してる。
今までは正直使えるレベルじゃなかったけど、それもだいぶ改善されてクオリティがだいぶ上がってる。もはや手打ちでHTMLやCSS、Javascriptを打つ必要が。。。
さっきの言ったように、
時間をかけるならその分多少荒いサイトであっても、ローンチしちゃって運用しながら改善してけばいいっていう考えの方が正しい世の中。
若い人材のITリテラシーアップ
まぁそうはいっても、先にあげたツールを使うのも難しいんじゃない?
知識いるでしょ?ってなるかもしれませんけど、
もはや2020年から小学校でプログラミングが必修科目になっているわけで、
そんな若い人材がこれからバンバン育っていくと、
正直ボクらよりも遥かにハイスペックな人材が続々と誕生するんですよね。
そんな人たちにしてみれば、
HTMLやCSSはほんと大した専門知識でもなんでもなくて
あっという間に使いこなしてしまうはず。
幼い頃からプログラミングを日常に感じていれば、
当然苦手意識もいまのボクたちよりもハードルはガクッと下がるだろうし。
WEBサイト自体の重要性の低下
これを言われてしまったら、もう。。。って思うかもしれない。
でも事実重要性が以前に比べて下がっているのは事実だと思う。
iPhoneやその他のデバイスの進化によって、
そもそもブラウザを起ちあげて、サイトを検索するっていう行動自体が減っている。
Siriに話しかけて、答えを聞けば答えてくれるし、
店舗情報なんかはその店のサイトに行かなくても、まとまった情報が登録されているアプリを見れば解決できる。
今まで、何ピクセルずらしてとか、
このボタンは右より左の方が、なんてUIを気にすること自体必要なくなる可能性がある。
以上の根拠から、間違いなく
言われたものをただ形にするだけ、ただキレイに見せるだけのWEBデザイナーはもう必要とされなくなるはず。
じゃあ、これからボクたちはどう変わっていけばいいんだろう。
将来性のある必要とされるWEBデザイナーになるには
とはいえ、デザイン・クリエイティブの重要性はどの分野においても、
将来的にも絶対に重要なことは間違いないと確信している。
ただ、ボクたちは時代のニーズとともに変わらなきゃいけない。
伝統的な職業ではないし、むしろ最先端を行っていなきゃいけない職業なんだから、
ニーズが変化していくなら、それに対応しないと。
じゃあどうしたらいいのか。
コミュニケーション能力の向上
まず、デザイナーってそもそもどういう職業なのか
そこから既にずれた認識の人も少なくないと思う。
デザイナーは、絵や形を決めてただ表現するだけの仕事じゃないっていうこと。
ボクも昔はそうでしたが、営業の取ってきた仕事を営業の言葉や用意した資料から
そのクライアントの意図を読み解きデザインをする。
ひどい時は、そのクライアントの意思決定権のある人と、一度も顔を合わせないなんてことも。
そんなことで望まれているものが、しっかりとデザインできるわけがないですよね。
上流工程と下流工程
意思決定権のある人物と直接コミュニケーションをとって、
その人の意図をくみ、それに対して多方面からリサーチを行い、
仮説をたてる「かんがえるデザイン」をまずしっかりと行うこと。
その上でようやくビジュアルの「つくるデザイン」への道すじを立てられるわけで、
上流(かんがえるデザイン)から下流(つくるデザイン)まで、
一気通貫してできるデザイナーこそが、デザイナーという職業。
入社まもない頃は、つくるデザインのみを行うことが多いかもしれないけど、
もちろんその中でも、ちゃんと説明できるデザインを作らなくちゃいけない。
スキルが身につけば、かんがえるデザインを行うようになり、
よりコミニュケーションが必要になるシーンが増えてくる。
この上流工程のコミュニケーションの良し悪しで、
その後のデザインのほとんどが決まるといっていい。
だからこそこの上流過程はしっかりと時間をとり、相手の意図していることを理解しなくちゃいけないし、人間性みたいなものまでキャッチする必要があるとボクは思う。
これができていないのなら、本当に意識的に実践して、すぐにでも修正していく必要がある。
自分はWEBデザイナーでディレクターじゃないから、なんてことは考えない方がいい。
もちろん仕事環境によって難しい部分もあるだろうけど、
つくるということは、人の心を動かすということに直結するのだから、
どんな立場でも人の考えを意識して取り組むべき。
ちなみに…WEBデザイナーの年収は
実際にWEBデザイナーとしての給与は、どうなんでしょう。
もちろんその人の持っているスキルによって、かなり差は出てくるとは思いますが、
地方に住むボクの周りの企業には、そもそもWEBデザイナーの求人自体かなり少ないです。
そして給与はよくても月給30万程度。年齢によっては、さらに低い。
WEBデザイナーの全国平均年収
平均年収443万円(求人ボックス給料ナビより 2020年9月28日現在)

正直決して高い年収ではないですね。
今後の未来を考えれば、昇給などもそこまで期待できないし、
やはりスキルを身につけて、自分の価値を高めるか、
はたまたいっそ副業をはじめるか、フリーランスになってしまうか。
WEBデザイナーは真剣に将来の自分がどうありたいか、どうしなきゃいけないのか考えなきゃいけない時にきています。
とりあえず副業やフリーランスに興味があるなら
この辺のサイトでどんな案件があるのか見ておくといいかも。
案件を見て実際の需要を知った上で、自分にこれからどうしていけばいいのか考えて行動しましょう。