こんにちは、マルオです。
WordPressを使ってかれこれ10年以上経ちました。
フリーランスでWEBサイト制作をしていて、よくWordpressを使います。
ところでみなさんは、
サイトを作る時ちゃんとローカル環境で作成してから本番環境にリリースしてますか。
WordPressを触り始めた当時のボクは、いきなり本番環境で構築していました。
なんとも危険な奴ですね。無知とは恐ろしいです。
今回は、
- ローカル環境でWordPressを構築したことがない…
- 難しそうで手を出せていない…
などの人に向けてご紹介します。
結論、タイトルにも書きましたが大丈夫。
本当にめちゃくちゃ簡単で、えっ?もう終わり?ってなります。
基本デフォルトで細かない設定を変更しなければ、
慣れれば多分30秒もかかりません。
では、その方法を紹介します。
その前にローカル環境の必要性などを紹介します。
そんなことはいいから早く知りたいって人は、
WordPressのローカル環境構築に最適なツールをクリックしてください。
なぜローカル環境で構築するのか
そもそもなぜローカル環境にWordpressを構築する必要があるのか。
あ、ちなみにローカル環境っていうのは、簡単に言えばあなたが今使っているMacや PCなどプライベートな環境のことです。
WordPressは頻繁に本体やプラグインのアップデートがあります。
ポチポチっとすれば簡単にアップデートが可能です。
でも、簡単が故にそれをなんの確認もせずにアップデートしてしまうと、
突然サイトが真っ白に!とかなにか変なエラーが表示されるとか、
ダッシュボードにログインできないなどのエラーが起きてしまうことがよくあります。
リリースして間もないサイトならまだしも、
すでに大きな影響力のあるサイトの場合、数分でもサイトが見れなくなってしまうことがかなりの損失になってしまいます。
そうした万が一の状況を防ぐために、まずはローカル環境でWordpressの構築を行ったり、
アップデートの検証をしたりします。
すっごく重要な工程になるわけです。
ローカル環境でWordpress構築するには
ローカル環境にWordpressを構築するには、
いくつかの方法があります。
- Local by Flywheel
- Docker
- MAMP
- XAMPP
- VagrantとVirtualBoxで構築
- Cloud9(ローカル環境ではなくクラウド上に構築)
それぞれのメリット・デメリットがありますが、
今回はとにかく簡単にローカル環境でWordpressを構築したいって人に向けてなので、
断然おすすめのLocal by Flywheelを紹介します。
WordPressのローカル環境構築に最適なツール
WordPressを動かすには、WEBサーバー、データベース、PHPの3つが必要です。
みなさんが使うレンタルサーバーなどは、WEBサーバーにあたり
あらかじめ、データベースやPHPがインストールされています。
これらをそれぞれローカル環境に用意するのは、なかなか手間がかかります。
それを一瞬で解決してくれるのが、Local by Flywheelです。※以降Localとよびます。
Localは基本無料
Localは、無料で使用できます。
プロ版も用意されていますが、無料版で充分利用可能です。
Localの特徴
初心者にも簡単なのはもちろんですが、その他にもこんな特徴があります。
- 複数サイトの管理が簡単
- サイトの複製が簡単
- 確認用URLが発行できる
- ローカルでのSSLの設定が簡単
- PHPのバージョンの変更可能
- WEBサーバー(Apatch・Nginx)の変更可能
これできたらいいなぁってことが簡単にできます。
PHPのバージョン変更とか本番環境でPHPのバージョン上げる前に、
確認したい時などに便利です。
Localの使い方
1. ダウンロード
それでは、まずLocalの公式ページへアクセスして、
アプリをダウンロードしましょう。
ヘッダー右にあるDOWNLOADをクリックして、使用するOSを選択します。
氏名、メールアドレス、電話番号を入力して、 GET IT NOW! でダウンロードが開始されます。
2. インストール
ダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルを解凍してアプリケーションフォルダに移動します(Macの場合)。
移動が終わったら、 アプリケーションフォルダ内のLocalをクリックして、
Localを起動させましょう。
3. Localのセットアップ
初期起動時には、Localのセットアップを行います。
Let’s Goをクリックして、セットアップを開始しましょう。
3分ほどでセットアップが終了し、これで準備は完了です!
次回起動時は、ここはいりませんので。
4. LocalにWordpressをインストール
Localの準備ができたら、実際にローカル環境にWordpressをインストールしてみましょう。
CREATE NEW SITEをクリックして、新規サイトを構築していきます。
2回目以降は、左下の「+アイコン」で追加できます。
サイト名を入力します。
今回は「first-local-site」と入力しました。
特に設定変更がなければ、CONTINUEをクリックします。
またADVANCED OPTIONSを展開すると、オプションで設定が変更可能です。
Local site domain | ローカル環境のドメインを設定 |
Local site path | ローカル環境の保存先を設定 |
Create site from Blueprint? | サイト構築毎に設定をするのではなく、同じ設定を流用する場合にチェックを入れる。 ※サイト構築後、別途設定を保存する必要があります。 |
次にPHP、WEBサーバー、データベースのバージョンを選びます。
実際のWEBサーバーのWordPressと同じ環境にしたい場合は、Customでバージョンを合わせるといいです。
必要がなければ、PreferredのままCONTINUEをクリックします。
続いて、Wordpressのユーザー名、パスワード、メールアドレスを設定します。
WordPress管理画面へログイン時に必要なあれですね。
ローカル環境とはいえ、忘れずにメモしておきましょう。
これでLocalへのWordpressのインストールは完了です!
どうです?特別な知識はいりませんでしたよね。
では実際にWordpressを見てみましょう。
上記画面の、右上に VIEW SITEとADMINがあります。
実際のサイトを見たい時は、VIEW SITEをクリック。
管理画面を見たい時は、 ADMINをクリックします。
ADMINをクリックしてみましょう。
サイトは、英語表記になっていますので、
先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力して管理画面にログインしましょう。
管理画面の左メニューSetting内のGeneralをクリックして、
Site Languageを日本語に、TimezoneをTokyoに変更し、更新して日本語表記に変更しましょう。
これで、いつもみているWordpressの画面になりましたね。
あとは、ここでサイト構築をしていけばいいわけです。
ローカル環境のWordpressを本番環境へ移行する方法
実際にLocal上で制作したWordpressを本番環境に、アップロードしたいですよね。
そんな時はWordpressのプラグイン、All-in-One WP Migrationを使いましょう。
All-in-One WP Migrationを使えば、これまた数分で本番環境へ移行ができます。
ほんと驚くほどに簡単です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。